2023年11月にChatGPTを運営するOpenAIは新機能「GPTs」を公開しました。
中には、「GPTsは使ってみたいけど実際にどのように使うかわからない」という人もいると思います。
この記事ではGPTsの特徴や活用方法について紹介し、実際の始め方を画像にてわかりやすくまとめました。
GPTsを始めてみようと考えている方は是非この記事を参考にしてください!
ChatGPTの新機能「GPTs」とは?
米国時間2023年11月6日にOpenAIは「GPTs」と呼ばれるChatGPTの新機能を発表しました。GPTsは誰でも簡単に作れる高性能なチャットボットです。
ChatGPTは優れた生成AIですが、今までChatGPTを使ったチャットボットを作るときにはプログラミングなど専門的な知識が必要でした。
しかしGPTsはプログラミングなどの専門的な知識を用いることなく誰でも作れます。そのため、GPTsの登場により今後はChatGPTを使ったチャットボットが増えていくことでしょう。
また、他ユーザーが公開したGPTを使用し、自分のGPTを他ユーザーに公開できるGPT Storeが1月10日に公開されました。GPT StoreはGPTの公開、使用だけでなく収益を得ることができるようになります。収益について後ほど紹介します。
GPTsとGPTというわかりづらい表現が出てきましたが、この記事では以下のように使い分けています!
- GPTs→GPT builderを使った機能の総称
- GPT→GPT builderで作ったチャットボットの呼び方
使うための条件
GPTsはChatGPTの無料版、有料版によって使える機能が違います。
以下の表に無料版と有料版で使える機能の違いをまとめました。
無料版 | 有料版 | |
---|---|---|
GPTsの制作 | × | ⚪︎ |
他人が作ったGPTsの使用 | ⚪︎ | ⚪︎ |
GPTsの公開 | × | ⚪︎ |
無料版でも他の人が作ったGPTを使うことができます。そのため、ChatGPTの扱い方に長けている人が作った高性能なGPTを無料で使うことができます。
一方で、無料版では自分でオリジナルGPTを作ることはできません。自分自身の業務などに合わせてオリジナルのGPTを作りたい場合は有料版を使う必要があります。そうすれば他の人が作ったGPTではできないような痒い所にも手が届くGPTを作ることができるのです。
そのため、効率化を目指すのであれば有料版を使ったほうが良いでしょう。他にも有料版では自分で作ったGPTを他人に公開することができます。これによって、同じ業務をしている同僚などの助けにもなるでしょう。
GPTsの特徴3選
ChatGPTの新機能であるGPTsにはどのような特徴があるのでしょうか。3点にまとめて紹介します。
特徴①ノーコードで自分だけのChatGPTを作成できる
GPTsを使えばプログラミングなどの専門的な知識がなくても直感的に自分だけのチャットボットを作ることができます。実際、必要なことはChatGPTと会話するだけです。
これによって、自分の業務や日々の雑務に特化した機能を持つチャットボットを作ることができます。
特徴②作ったGPTを公開
自分のGPTを他のユーザーに公開することは様々なメリットがあります。
一つの業務をGPTで効率化すれば、そのGPTを共有することで多くの同僚の業務が効率化されます。例えば、企画書を作成するGPTを作って共有すれば、企画職全員の業務効率化ができます。
また、使用してくれている他のユーザーからフィードバックを受けることによってGPTをより使いやすく精度が高いものにすることもできます。
他にもオンラインで世界中の人に公開し、広く活用されることによって自身の知名度の向上が期待できます。
特徴③人が作ったGPTsを活用
人が作ったGPTを使うことによってさらなる業務効率化ができます。下の活用事例にて実際に他の人が作ったGPTの活用方法を紹介していますので是非ご覧ください。
これを使うことで優秀なGPTを自分の業務効率化に役立てることができるようになります。また、GPTの用途を思いつかない人もいるでしょう。そのような人は他の人が作ったGPTを使えば、どのようなGPTを作ると業務効率化を達成できるかのアイデア集めにもなります。
特徴④APIを使用することができる
GPTsは「custom Actions」という機能があります。この機能を使えば外部のデータをAPIを通して扱うことが可能です。
API(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)は、異なるシステムの間で情報を交換するための手段です。例えば、営業成績が入ったエクセルシートのデータをGPTsに分析させることができます。
APIを使えば、データを受け取ることもできますが、逆にGPTsを他のシステムに活用することもできます。
そのため、現在すでに使っているシステムやサービスに簡単にGPTsを組み込むことができます。このようにGPTsはAPIを使えるようになったおかげでさらに扱いやすくなりました。
データを扱えるということは、データを指定することによって間違った情報を出させないようにすることも可能です。
ChatGPTとGPTsの違い
従来のChatGPTとGPTsにはいくつかの重要な違いがあります。以下の表にその違いをまとめました。
ChatGPT | GPTs | |
---|---|---|
使用目的 | 幅広い | 一つの目的に特化 |
利便性 | すぐに使える | 設定が必要 |
回答の精度 | どんなことに対しても対応できる | 一ジャンルに対する専門性の高さ |
ChatGPTとGPTsの違いは用途にあります。ChatGPTはどんな質問に対しても柔軟に対応できます。一方でGPTsは一つの目的に対して特化しています。
これだけ聞くとChatGPTの方が優れているように聞こえますが実際にはそうではありません。
GPTsを使えばChatGPTを使っていた時に毎度打ち込まなくてはいけなかった「扱うデータ、言葉のニュアンス、避けるべきこと」などを定型化することができます。
ChatGPTに欲しい答えを出力してもらうために同じようなことを毎回打ち込まなくてはいけないのはわずらわしいですよね?その労力がGPTsを使うことにより必要なくなるのです。そのためGPTsは普段からChatGPTを使っている人に強くおすすめします。
GPTsの始め方
GPTsの作成は簡単です。ここではオリジナルのGPTを作り上げる流れを紹介します。
※オリジナルのGPTを作る機能は有料版だけが利用可能です。無料版では使えないため注意してください。
【STEP1】GPT Builderを立ち上げる
最初にChatGPTを起動し「GPTを探す」ボタンを押します。
右上に黒いボタンの「作成する」ボタンがあります。このボタンを押すことによってGPT Builderが立ち上がります。
その結果、以下のような画面が表示されます。これが表示されていればSTEP1は終了です。
※注意
スマホアプリからではGPT Builderを立ち上げることはできないので必ずパソコンから手順を始めてください。
【STEP2】作りたいGPTの目的を伝える
GPTの作成はChatGPTで普段行うようなチャット形式で進めます。まず最初に、どのような機能を持ち、どのような目的があるのかを入力します。ここでの入力がGPTの動作に大きく影響します。そのため、GPTに何をしてもらいたいのか、GPTを使ってどのようなことをしたいのかを自分の中で明確にして入力してみましょう。
例えば、「ビジネスメールの校正をしてくれるチャットボット」「カスタマーサポートをしてくれるチャットボット」「商品スペックを表にまとめてくれるチャットボット」などを入力すれば自動で目的にあったGPTを作成してくれます。
デフォルトの言語は英語での受け答えになっています。こちらが日本語の入力をしても英語で返答されるので、返答を日本語にしたければ「以後の回答は日本語にしてください」と入力してください。
GPTが目的に合わせたGPTの名前を提案してくれます。異論がなければ「OK」と返答しましょう。
※目的によってはGPTに詳細なことについて聞かれる可能性があります。その時は、GPTの指示にしたがって回答しましょう!
【STEP3】チャットボットのプロフィール画像を決める
次にGPTのプロフィール画像を作成します。このプロフィール画像はGPT Storeに自分のGPTを公開する時に使います。そのため、もし多くのユーザーに自分のGPTを使って欲しいのであればプロフィール画像はよく考えて選びましょう。
GPT Builderが目的や名前に合わせたプロフィール画像を作ってくれます。そのため、プロフィール画像を重要視しなければ、GPT Builderに「変更したい点はありません」と入力しましょう。GPT Builderが作ったプロフィール画像が使われます。
【STEP4】チャットボットの機能を決める
次にGPT Builderにチャットボットにおいて強調する点や避けるべきことを聞かれるので目的に沿って指示します。この時、明確な支持を与えないとGPTのメリットである専門性を十分に発揮してくれません。そのため、あらかじめチャットボットに何をしてもらいたいか考えておきましょう!
例えば、「社内向けのメールについての校正」と設定すれば、効率的であり箇条書きが増えます。一方で「社外向けのメールについての校正」と設定すれば、礼儀をわきまえ尊敬語、謙譲語が頻繁に使われるようになります。
また、あくまで一例ですが、指示するポイントとしては以下の点があります
- 知らない情報に対しての対応(「知らない」と答えさせる)
- 回答における専門知識の有無
- 「〇〇(質問)」に対しては「〇〇(返答)」と返してください
このようなポイントを踏まえチャットボットの振る舞いを設計してみましょう。
※後からいくらでも直すことが可能なのでこの時点で完璧に入力する必要はありません。
次にGPTの回答する時のトーンを設定することができます。「フォーマル」であるのか「フレンドリー」であるのか個人の好みで設定してください。
【STEP5】GPT制作を完了する
最後にGPTから変更点や追加点を聞かれます。特になければ「ありません」と回答してください。
これでGPTは完成しました!右上の「作成する」ボタンから保存をしましょう。この時に公開範囲を決定することができます。範囲は以下の3つから選ぶことができます。用途に合わせて選択しましょう。
- 私だけ
- リンクを受け取った人
- GPTストア
以上のステップで自分独自にカスタマイズしたGPTを作ってみましょう!
GPTs作成のテンプレート
「GPTsを作ってみたけど、どのような入力をすればいいのかわからない」と思う人もいると思います。
そんな人のためにこの記事ではGPTを作成する時の入力する文言をテンプレートとして公表します。このテンプレートを貼り付ければ誰でも高品質なGPTを作成することができます。
今回作るGPTの目的は財務諸表から会社の性質を分析することです。GPTには、財務諸表の各項目を元にデータの分析を行い分析を元に会社の性質について考察をしてもらう必要があります。以下の文を入れることによって財務諸表を分析して会社の性質を考察してくれるGPTが完成します。コピペするだけで簡単なので是非試してみてください。
STEP | 入力事項 |
---|---|
STEP1:目的 | 財務諸表から会社の性質を分析するチャットボットを作成してください 以後の回答は日本語にしてください |
STEP2:名前 | OK |
STEP3:協調すること、避けること | 以下の5点から分析を行なってください 収益性分析 売上高総利益率(ROA)、売上高営業利益率(ROE)、売上高計上利益率などの指標を用いて、企業にどれくらい利益をあげる力があるかを経年変化も含めて分析 安全性分析 自己資本比率や流動比率、当座比率を用い企業の支払能力や倒産リスクなどの危険性を分析 生産性分析 労働生産性や労働分配率などの指標を用い、「従業員一人あたり」「製造機1台あたり」といった単位でどれくらいの利益をあげられたかを分析 成長性分析 売上高や経常利益の増加率、総資産などの経年変化から、企業がどれくらい成長しているのかを分析 効率性分析 上高や総資本から計算できる総資産回転率や総資産回転期間などの指標を用いて、資産がどれだけ効率的に運用されているのかを分析 |
STEP4:口調 | フォーマル |
GPTのカスタマイズの仕方
GPTは作成後も簡単にカスタマイズが可能です。
GPTを作ってみたけれど「思ってた回答と違うものが出てきて困っている」という人は是非カスタマイズを試してみてください。カスタマイズしたいGPTを選択してクリックした後「GPTを編集する」をクリックして下さい。
GPT作成時と同じ画面が出てきたら成功です。
カスタマイズする方法は二種類あります。
- 「作成」から会話形式で簡単にカスタマイズする方法
- 「構成」から詳しくカスタマイズする方法
それぞれ詳しく紹介します。
「作成」から会話形式でカスタマイズ
画面左側の「作成」を押すとGPTを作った時と同じ編集画面が出てきます。ここではGPTを会話形式でカスタマイズすることができます。そのため、普段ChatGPTを使うように直感的にカスタマイズができます。
例えば、「尊敬語と謙譲語を特に注意して校正してください」であったり「言語を全て日本語での回答にしてください」などが当てはまります。
この動作はしてほしくない、この動作をして欲しいと思ったらぜひ活用してみましょう。
「構成」から詳しくカスタマイズ
「作成」ボタンの右側にある「構成」ボタンを押すと次のような画面が表示されます。
ここでは作成よりも詳細にGPTのカスタマイズが可能です。実際以下の項目が設定できます。
- 名前…GPTの名前
- 説明…ユーザーに見せるGPTの概要
- 指示…GPTの動作を決める文言
- 会話の開始者…GPTを使う時に入力する文章をテンプレートにできる
- 知識…ファイルのアップロード
- 機能…各種機能の制限
- アクション…APIの設定
設定の仕方はそれほど大変ではありません。それぞれの項目に沿って単語を入れていくだけです。
「作成」ではGPTが勝手に設定をこの項目に振り分けていますが、「構成」では自分で項目を振り分けながら設定を行うことができます。そのため、GPTが意図しない動作をする事態を避けることができます。
次に「作成」ではできず「構成」でしか使えない機能について紹介します。
GPTにファイルをアップロードする
「構成」からはGPTにファイルをアップロードすることができます。これによって、GPTの扱う情報をコントロールさせたり、回答の精度をあげることができます。
会社内の情報をQA形式で答えてくれるチャットボットの作成が容易になるでしょう。
GPTの機能に制限をつける
「構成」でGPTの編集を行えば機能に制限をつけることが可能です。
例えば、web参照をできないようにしたり画像の生成をオフにしたりできます。これによって、GPTが思いもしないような動作をしなくなります。web参照の機能を切っていないと質問に対してアップロードしたファイル以外のweb情報を参照してしまいうまく動作しないといったことがあります。
h2GPTsの実際の活用事例
GPTsはさまざまな分野で活用することができます。以下の事例では主に業務に関した活用事例をあげました。
活用事例①カスタマーサポートの自動化
GPTsを使えばとても手間のかかるカスタマーサポートを簡単に自動化することができます。
今までもプログラミングなどの知識を用いればチャットbotは作成可能でしたが、GPTを使えば誰でも簡単にチャットボットを作成することができるようになります。
また、中身はChatGPT4.oを使っているため生成速度も高いことが魅力的です。事前にQ&Aのデータを読み込ませておくことでこのような高度なチャットボットを簡単に作ることができます。
実際の事例を見てみましょう。webコンテンツ・プロモーション企画、制作を手がける株式会社TrippyではカスタマーサポートにGPTを活用しています。
このGPTでは会社概要から、最近のニュースリリースまで幅広く見ることができます。試験的ではあるものの回答には自社サイトのURLを貼ったりなどそれまでのチャットボットと変わらないくらい高性能なチャットボットとして機能しています。
活用事例②マーケティング戦略のアドバイス
GPTをうまく使うことによって業務におけるマーケティングの助けになります。これまでマーケティング戦略を考えるためにはデータ分析を行いそこから読み取れる情報を解釈しなくてはいけませんでした。
しかし、GPTsを使えば専門知識が必要な作業が誰でも簡単にできるようになります。例えば、データ分析に必要なpythonなどの専門知識を要するプログラムの使用をGPTsが全て肩代わりしてくれます。
また、そのデータ分析した結果を誰でもわかりやすいようにグラフにまとめてくれます。このようにGPTsを使えばこれまでよりも簡単にマーケティング戦略を立てる時の助けになります。
ここでは、増分CPA(コストパーアクション)を簡単に計算する機能を持ったチャットボットを紹介します。増分CPAとは広告で1viewを増やすのに必要な費用のことを指します。自分で行う場合にはデータ分析やプログラミングの知識を用いなければ行うことができません。そのため専門知識をGPTが肩代わりしてくれるのです。
活用事例③市場調査に関するデータ分析(Financial Summarizer,Professional Market Analyst)
GPTを使えば、市場調査やレポート作成も効率化することができます。
以下のGPT(Financial Summarizer)は財務諸表の売上・利益・キャッシュフローを抽出、抽出内容の解説文を生成をしてくれます。そのため、財務諸表の分析のために簿記の勉強する必要がなくなります。
財務諸表から読み取れること自体をGPTが解説してくれるためです。結果として、その読み取った情報からどのような決断をするかに時間を今までよりも多く使うことができます。
公式サイト(Financial Summarizer):https://chat.openai.com/g/g-u50i3T05Q-financial-summarizer
財務諸表だけでなく株の分析なども可能です。金融業界に勤める人はもちろんのこと、最近話題の新NISAで資産形成をするときにもつかえますね。
このGPT(Professional Market Analyst)では画像を貼り付けたりアップロードしたりするだけで、あらゆるチャートを即座に分析できます。ユーザーは必要な数の指標を含めることができるため、市場の動向を学習して理解するための優れたツールになります。
ただ、資産形成の成功を保証するものではありません。活用する場合は自己責任でお願いします。
公式サイト(Professional Market Analyst):https://chatgpt.com/g/g-NJns5VSf2-professional-market-analyst
GPTsの注意点
GPTsは手軽に始められて便利な機能ですが、業務に活用する時には制限があります。以下にGPTsの注意点をまとめました。
注意点①利用上限がある
GPTsは基本無料で使えますが、自分オリジナルのGPTを作るには有料版に課金する必要があります。
また、ChatGPTは使える回数に制限がかけられています。具体的には一分間に600回、一日に100,000回の利用制限があります。この回数を超えると一定時間ChatGPTが使えなくなってしまいます。
もちろんGPTsも同じ利用制限があります。そのため、この回数を超えないように気を付ける必要があります。
注意点②ユーザーの利用制限がある
ChatGPTにログインしていないユーザーはGPTを使うことができません。企業のカスタマーサポートなど、多くの人を対象としたサービスをGPTで作った場合には使える人と使えない人が出てきます。
そのため、現状では誰でも使えるサービスを作ることはできません。
注意点③情報漏洩のリスク
企業秘密や個人情報をGPTに入力した場合、ChatGPTに学習されるおそれがあります。
ChatGPT同様GPTに入力した内容は規約上、「開発・改善に使用されることがある」とされています。それゆえ、情報管理を徹底し、あくまでGPTに入力する内容は一般的なものにしなくてはいけません。
一方で現在では企業内でChatGPTを使った社内チャットボットが作られる例が多くあります。ChatGPT EnterpriseはAIの学習に活用されないことになっているため、データの安全性が担保されています。そのため、社内において企業秘密を使ったGPTを作りたい場合はこのプランを検討してみましょう。
有料プランについては以下の記事で解説しています。
GPTsの収益化について
GPTsは収益化の可能性も秘めています。1月10日にはGPT Storeが公開されました。
このサービスがリリースされたことによって他人が作ったGPTを使えるようになりました。OpenAIによると、このGPT StoreにおいてGPTビルダー向けの収益プログラムが3月下旬に開始されました。
公開したGPTsの利用人数に対してのインセンティブが支払われる仕組みになるのでよりたくさん使われるGPTsを作ることが儲けを得るための秘訣になるでしょう。
ただ、最初は米国から実験的に始まるので日本のGPTビルダーが収益を得る時期はもっと先になりそうです。
まとめ
GPTsは、プログラミング知識がなくても誰でも簡単に優れたチャットボットを作成できる新機能です。
これにより、業務効率化やカスタマーサポートの自動化など業務上の様々な場面で役立ちます。
また、GPT Storeを通じて自分の作成したGPTを公開し、今後は収益を得ることもできます。こんなにも便利な機能を使わない手はありません。
有料版に課金している人はぜひ使ってみましょう。無料版でも他人が作ったGPTsを利用できるため、有料版に課金しGPTsをフルに使うか迷っている人は是非無料版で試してみましょう。